MoodleMoot2014にて最優秀賞を受賞いたしました
2014年2月19日~21日に沖縄国際大学にて開催されたMoodle Moot 2014(ムードルムート)にてVERSION2が発表した作品が最優秀賞を受賞しました。その結果、3年連続での入賞となりました。
◯ 単体で実現するポートフォリオ プラグイン「mamiline」の開発
【プレゼン:VERSION2】(最優秀賞)
Moodle+MaharaによるMoodleのポートフォリオ力の強化をする動きが多い。しかしながら連携にあたってはMoodleとMahara双方に対してシステムに関して一定上の知識が必要であるため敷居が高い。
そこで “あえてMaharaと連携しない” というコンセプトでMoodleだけでタイムライン・ポートフォリオを実現できるプラグインを開発した。今回は、Moodleに既に蓄積されている大量のデータを活用することで、Moodleだけでタイムライン・ポートフォリオを作成できるブロック(開発名:mamiline)を開発した。
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◯ポートフォリオモジュール「柿右衛門」の開発
【 プレゼン:大澤先生・中西先生(広島修道大学)・大西代表 共同開発 】
Moodle 1.xにおいて不十分であったポートフォリオ機能を補うものの1つにMaharaがある。しかし、Maharaはeポートフォリオであり、自主的かつ積極的な関与が要求されるため、Moodleと比較すると学習者の負担も大きい。しかもインターフェイス、特にメニュー階層が分かりにくく、Moodleとの棲み分けを意識してか機能が物足りない。
以上のような問題意識から、Moodle上にMaharaと同様の機能を実装することを思い付いた。Moodle 2.x上で動作するMaharaに類似したアクティビティモジュール「柿右衛門」を開発した。
◯MoodleでRaschモデルによるコンピュータ適応型テストを実施するモジュール
【 プレゼン:木村先生(新潟青陵大学)・大西代表 共同開発 】
Moodleでは、小テストモジュールで作成された問題は、問題バンクに蓄積される。問題バンクに外部で作成した問題を一括インポートすることもできる。また、問題バンクに蓄積された問題からランダムに出題することもできる。
本研究の目的は、テスト回答者の能力に合わせて問題を出題する仕組み、コンピュータ適応型テスト(computer adaptive test:CAT)モジュールをMoodleに追加することである。本研究で開発したCATモジュールは、Linacre(1987)がBASICで作成したUCATというプログラムをもとに、Moodle上で動作するように書き換えたものである(以下、M-UCATと呼ぶ)。
M-UCATには、UCATになかった機能として、項目選択ルールにおいて目標正答確率(困難度)を調整する機能が追加されている。
2014 Moodle Moot Presentations

